昔話風

昔々ある所にY交通とM交通がいました。
Y交とM交は「仙台〜山形」の都市間にお互いのバスを
走らせて大儲けしていました。
これに目を付けたのが、観光や貸切バスで営業している
F交通です。F交はY交M交の路線と殆ど同じ場所に
バス停を立て、利用客を奪おうとしました。
ついでに運賃も少し安く設定しました。
しかしこれをY交M交が黙ってみているわけはありません。
Y交M交は全く同じ運賃に料金を下げてきました。
しかもバスの本数まで増強し、一時間に4本という都市
ダイヤになりました。
これで焦ったのはF交通です。料金だけならともかく、
バスの本数まで増やされては対抗できません。
F交通の持っているバスの台数は50台に満たないからです。
それに引き換えY交M交は「相互乗り入れ」という連合を
組んでいるのですから敵無しなのです。
そしてF交通が値下げしても、Y交M交はすぐに対抗して
値下げしてきます。
もうF交通には抵抗できる術はありません。
ついにF交通は資金が尽きてしまいましたとさ。