今朝の夢

ジョン「ヘイ、マリア!今日は何の日か知ってるかい?」
マリア「知ってるわよジョン。108ある日本の祭りの一つ『節分』でしょ?」
ジョン「さすがマリアだね!でも108あるのは煩悩だぜイェーイ」
マリア「オーマイゴット!恥ずかしくて『穴があったら入れたい』気分だわ。」
ジョン「ところで、節分ってどんな事をするか知ってるかーい。」
マリア「もちろん知っているわよ。だてにペパーダイン大学を卒業してないわ。
節分とは豆を媒体とした『エゴと淘汰の暗黒祭』よ。
古来より神聖な力を持つとされている豆を、その手に握りしめて
「福は内!」「鬼は外!」と祈るのよ。
つまり、良い事だけは自分の物。悪い事は他所に押し付けるという
もっとも原始的で稚拙な行為よ。
日本人は喜びも悲しみも分かち合う、といった協調性が無さ過ぎるわ。
ましてや、この世界が生み出せる福の量には限度があり、
この世界に幾万とある「家庭」が不法に排出する鬼(不幸)を
地下深くで半減期まで保管できる施設なんて存在しないわ。
その結果、何が起こると思う?幸せの枯渇と不幸の蔓延よ。
たとえ自らの家から不幸を追い出したところで、その不幸は誰が受け止めるの?
何の罪もない人々がその不法投棄された不幸に晒されるのよ?
それは回りまわって必ず自らに降りかかるわ。
「鬼は外」それは単なる不幸の先延ばしに過ぎないのよ。
家の外には狂気と混沌ばっかりよ。
日本人と来たら本当に卑怯で矮小で臆病な民族だわ。
それにもう一つ、年の数だけ豆を食べるという儀式。
あれは一見楽しそうな行為に見えるかもしれないけれども、
その実態は人間の選別よ。
まだ幼くて労働力に成り得ない子供たちに、少ししか食料を与えない事によって
餓死に追い込み。
年をとってしまい、労働力として何の役にも立たなくなった老人には、
大量の高カロリー食品を摂取させて死に追いやる。
生き残るのは10代後半から40代程度までの人間ばかりよ。
こうして生産人口を増やしまくり、いずれは世界中の経済を支配するに
違いないわ。
人間の選別… やっていることはナチスと変わりないわ!
日本人は今までの歴史の中で何を学んできたの!?
こんなに卑怯でずるい人種はいまだかつて例が無いわ。」



ジョン「あー 数十分にも渡る演説ありがとうございました。
    でも節分はそれだけじゃない。大きな海苔巻きを食べるんだ。」
マリア「海苔巻き?何それ?」
ジョン「恵方巻とも言うんだけどね。この太くて黒い食べ物を無言で
    食べきるとその年は良い事があると言われているんだ。」
マリア「それは面白そうな行為ね。」
ジョン「そうだろ?だからボクの太くて黒い恵方巻をしゃぶって見ないか?」
マリア「恵方巻?何言ってるのよ。アンタの場合は
    柊の枝に刺した鰯の頭がいいとこよ!生臭いし!」