いつぞやの話

takino132004-09-13

回転寿司を食いに行ったのさ、回転寿司。
俺が座ったのは、寿司が流れるベルトの最後の方だった、
まぁ残り物には福があるとか言うしな。
何を食おうか迷っていると、向こうで板前がプリン
らしき物を流した(プリンって寿司じゃないよな?)
そしてそれを見たオレは無性にプリンが食べたくなった。
ところがそのプリンがオレの元に到達するのには
様々な試練が…、まず第一の難関はあそこに座っている
糞ガキだ、ガキはこういうものを異様に食いやがる!
たまにはコハダやエンガワも食えよ、寿司屋なんだから。
(人のこと言えない)
とか思いつつプリンは無事にガキの横を通り過ぎた。
ところが、次に待っていたのは頭の弱そうな女子高生の
グループだ、こいつらも手ごわい、かなり手強い。
「あープリンだ、どうするー?」
「わぁーかわいいー」
「でも今はプリンな気分じゃないしー」


…死ねよテメーら!そのプリンの角に頭ぶつけて死ね!
とりあえず今お前らの前に流れてるイワシを食え!
青魚はDHAが豊富だから少しは頭が良くなるだろ!


プリンは女子高生ゾーンも抜け、順調に進んできている。
最後の難関は暇そうな奥方達だ。
あんたら亭主には飯代400円しか渡さないくせに、
自分達はウニにイクラか、おめでてーな。
奴らはプリンには全く気付かなかった、流石プリン、
ステルス爆撃機並の隠密性だぜ。
きっとプリンの上の黒い部分は特殊塗料なんだろう。
糞ガキ、女子高生、主婦の絶対防衛圏を抜けたプリンは
オレの手が届くところにまで来ようとしていた。
やったぜプリン!GETだプリン!
そしてオレは手を伸ばす。
そしてフタを空けて食う!



……これ「茶碗蒸し」だ。