ふつーの日々

友人とゲームセンターに行く約束をしていたので一緒に行く。
お目当てのゲームは「機動戦士ガンダムSEED 連合vsザフト」だ。
連邦vsジオン」「エゥーゴvsティターンズ」「ガンダムvsZガンダム」が
かなりの良作だっただけに超期待。
そのゲーム機は四台あったのだが滅茶苦茶混んでいる…。
大学が近いだけに学生が多いようだ、おまえらゲームより勉強しろよ。
母ちゃん父ちゃんががんばって働いて送ってくれた仕送りを
こんなところで使うんじゃねーよ。
と苦言を呈していると、ちょうど二人分席が空いたのでさっそく座る。
友人のUはデュエルガンダムアサルトシュラウド、オレはバスターガンダムを選ぶ。
このゲームはただ強いMSを使えば勝てるというものでは無い。
自分と相手のコスト配分を上手く考えなくては勝利はありえないのだ。
そう、戦いは戦う前から始まっているのさ!グゥレィト!!
友人が敵に肉薄し、オレが遠距離から支援射撃。
友人が「腰ぬけぇ!」と叫び、俺がチャーハンを炒める。
まさに開発者のコンセプト通りの戦闘を繰り広げ、見事に最終面に到達したのであった。
その後Uはコーヒーを買いにどっか行ってしまったので一人で遊ぶ事にする。
あえて微妙なMSであるザゥートを選択する。
スキが大きく、ブーストが少なく、攻撃も決定打に欠け、主な特徴は
「タンクモードに変形できる」事らしい。
かなりギリギリではあるがなんとか勝ち進む、いつのまにか隣に戻ってきた友人は
「まさかザゥートを使うとは…」と呆れ顔だ。
低コストの量産機を使わせたら流石だな俺。
しかしここで予想だにしていない事が!
向いのゲーム台の奴がなんと乱入してきたのだ!
相手が選んだのはカラミティガンダム、おいおい分が悪すぎるぜ俺。
善戦虚しく墜とされるザゥート… だがしかし!まだだ!まだ終わらんよ!
貴様がオレを三回撃墜しても、オレがそのうちに一回貴様を撃墜すればいいのだ!
質より量をなめるなよ。まぁ結局負け惜しみなんだがな。
隣の席がまた空いたので友人が座る。
こんどは友人がストライクルージュ、オレがフォビドゥンガンダムを選ぶ。
フォビドゥンの最大の特徴は「レバー操作で曲げられるビーム」らしい、
これはぜひやってみねば。
ビシューン(曲がるビーム発射) ドグワッ!(味方に当たる音)
ビシューン(曲がるビーム発射) ドグワッ!(味方に当たる音)
ビシューン(曲がるビーム発射) ドグワッ!(味方に当たる音)
U「お前頼むからビーム曲げるな!全部オレに当たってるじゃねーか!」