知らぬがブッダ 知ったかブッダ

床屋の割引券を無くした。
この言いようが無い耐えがたき悲しみをどうすればよいのだろう?
なんで「貰った」ものを「なくした」事を「知って」しまったというのか。
この三つの為されてしまったことを為されなかった可能性を加えて羅列してみる

1「貰わない」「無くさない」「知らない」…第一の行動で貰っていないので残りの行動は起こらない
2「貰わない」「無くさない」「知った」…上記の通り、起こりえない
3「貰わない」「無くした」「知らない」…起こりえない
4「貰わない」「無くした」「知った」…起こりえない
5「貰った」「無くさない」「知らない」…無くしていないが、券の存在に忘れている。しかし損していない。
6「貰った」「無くさない」「知った」…目的を果たしている最良のケース。
7「貰った」「無くした」「知らない」…忘れているのだから無くしたという事実はまだ為されていない。
8「貰った」「無くした」「知った」…今回のケース。得たものをそのまま無駄にする最低最悪なパターン。

あぁどうしてこの1/8の確立を掴んでしまうのだろう。
知らなければ!無くさなければ!そもそも貰わなければこんな悲しみを味わわずに済んだのに!
オレは学んだ!失うのが嫌だから何も得ない!
どうせ離婚するから結婚しない!
どうせ失業するから働かない!
どうせ死ぬんだから生まれない!